診療内容
当クリニックでは、次のような点に留意して診療を行っています。
- どなたでも安心して気軽に受診していただける雰囲気をつくること。
- 出来るだけ待ち時間を少なく診察を行うこと。
- 病状や治療内容について分かりやすく、十分納得していただけるように説明を行うこと。
- 最新の医療知識や技術を取り入れ、満足のいく診療を患者さんに提供すること。
主な診療内容
- 乳がん検診(市がん検診を含む)を実施します。
- 種々の医療機器を使用して、乳腺疾患の診断を行います。
- 乳がんの全身療法であるホルモン療法と抗がん剤治療を行います。
- 入院治療が必要な場合は、ほうゆう病院や京都府立医科大学へご紹介いたします。
実施可能な検査
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房のX線検査であり、乳房のしこりや石灰化(カルシウムの集積)の有無を調べるために行なう検査です。乳がん検診では、視触診のみ行っていましたが、これだけでは不十分であるため、現在はマンモグラフィ併用検診が実施されています。当クリニックでは最新のデジタルマンモグラフィを導入しているため、より少ない被曝量で撮影することが可能です。
※当クリニックでは女性技師が撮影を行っております。
乳腺超音波検査
乳腺用の超音波診断装置を用いて、しこり(腫瘤)の有無を調べるために行う検査です。この検査を行うことで、しこりが良性か悪性かもある程度わかります。超音波検査は乳腺組織が多い若年者の乳腺の検査に有効で痛みもなく、X線のような被爆もありません。したがって、妊娠中の方でも安心して検査を受けることができます。
細胞診検査
細い針(通常21~23ゲージ程度)をしこりに穿刺して、細胞塊を吸引して採取し、これをスライドガラスに吹きつけて染色します。採取した細胞を用いて、しこりが良性か、悪性かを顕微鏡で検査します。細胞の採取は超音波診断装置でしこりを観察しながら行います。
組織診検査
細胞診に比べると太い針(8-11ゲージ)で組織を切り取って採取する検査です。局所麻酔が必要で、検査後の出血の可能性もあり、侵襲は少し大きな検査になります。組織診ですので、これだけで確定診断になりますが、中には判断が難しい症例もあります。また、針生検は、良悪性の診断だけではなく、癌の性質(ホルモンレセプターやHER2など)の検査も可能です。
針生検の装置には、針が2段階に飛び出して内筒と外筒の隙間に組織を切り取るタイプの従来のものと、太い針の窓から組織を吸引して回転する刃で組織を切り取って採取するマンモトームの2種類があります。
骨塩定量検査
女性ホルモンをエサにして増殖する乳癌に対して、ホルモン療法を行ないますが、長期間のホルモン療法を継続することにより、骨塩量の低下が引き起こされます。当院では手の骨塩量を測る方法で簡便かつより正確な骨塩量の測定を行う事が可能です。
乳癌の治療
乳癌の薬物療法である、ホルモン療法、化学療法および抗HER2療法を行います。
ホルモン療法
女性ホルモンをエサにして増殖する乳癌に対して、ホルモン剤を毎日内服したり、1ヶ月か3ヶ月毎に注射を行ったりします。
化学療法
抗がん剤の種類により治療のサイクルは色々ですが、専用の治療室で行います。治療室にはリクライニング機能のついた椅子が設置してあり、患者さんはテレビを見たり、雑誌を読んだりして、点滴を受けてもらえます。隣の椅子とはカーテンで仕切られており、人目を気にすることなく治療を受けることができます。
抗HER2療法
HER2タンパクが過剰発現している乳癌に対して行い、ほとんどのケースで化学療法と併用して実施します。専門の薬剤師が常駐しており、薬剤の副作用などに関する質問にお答えします。
CLINIC INFO
診療時間
超音波検査をご希望の方へ
超音波検査を希望される方は、
午前診・午後診に受診をお願いいたします。
水田乳腺クリニック
〒610-0121
京都府城陽市寺田樋尻54-1
- 近鉄寺田駅西口すぐ